S-AIR代表、柴田尚さんの講座を10月17日行ないました
文化庁平成21年度文化ボランティア支援拠点形成事業
文化ボランティア・コーディネーター養成講座
「まちなかスペースでアート企画運営をしよう!」
第1回 空間の才能
10月17日(土)14:00~15:30
講師:NPO法人S-AIR代表 柴田尚氏
会場:platform01(別府市元町8-3)
10月17日(土)platform01にて柴田尚さんによる「空間の才能」という講座が行なわれました。そのスペース(空き店舗・空き地・広場・公園etc)はAタイプリノベ系・Bタイプ新築系・Cタイプ広場系と大きく3つにタイプわけされます。
Aタイプリノベ系の例としては、個人病院を改築し、病院特有の部屋数を利用しアーティストや作家など様々な職業の方々に部屋を貸し出すということが紹介されました。様々なジャンルの人々が集まることによりイベントを多く開催することもでき、また個と共有の場があることでヒッピー化を防ぎ「人が集まる場所」となったそうです。この個人病院のこうした利用の仕方は(リノベーションしながら共同生活)17年間続いたということでした。
また、その他のAタイプリノベ系では、「まちなかの放課後」をテーマとした「まち・アートセンターさっぽろ」が紹介されました。町中にある空きビルを改築し、ここではなるべく「自分たちの力で作る」を意識したそうです。コストが掛からないということはもちろん自分たちで造ることによりその場所に愛着が湧き、いいアイデアが生まれるそうです。現在も様々なサークルが利用しているということでした。
次にBタイプ新築系の例としては、RECENT美術館が紹介されました。 現在は CAI現代芸術研究所として進化し、活動しているそうです。
そして、最後にCタイプ空き地広場系では、北海道のモレエ沼でのイベントが紹介されました。予算がなく、気候が厳しいという特徴を持つモレエ沼ですが、学生アーティストが導入され、もう一つの「雪祭り」として成功を治めたということでした。というのはさっぽろ雪祭りは作品に色をつけてはいけないなど、厳しい規則が存在し、現在アーティストで作品を出す人はほとんどいないということでした。また、残響音の問題などありましたが、アイスランド出身の作曲家「ヨハン・ヨハンソン」が、通常であれば問題となる残響を利用した曲を書き下ろし、演奏をしました。場と表現がひとつとなる好例だと思います。また、体育会系のアーティストは雪山に空洞を掘り、最終的に球形の空洞の中にミラーボールを設置するという作品を作りました。彼の作品は大変好評でその後このイベントをきっかけに活躍しているそうです。何もないところにも「サイトスペシフィック」は可能であるということを学び大変興味深い例でした。
空きスペースに新たな価値を生み出す。そこには、現代必須のエコロジーを感じました。
池辺

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