PROJECT REPORT

2009年12月21日 (月)

観光をデザインする。12月19日ナガオカケンメイさん講演

1219日(土)と20日(日)の2日間にわたり、

別府市中心市街地活性化協議会によるリノベーションスペース、

platform01で開催した2人のデザイナーによる講演、

「デザインから地域を考える2日間」。

19日の初日はD&DEPARTMENT代表のナガオカケンメイさんによる講演でした。

継続、環境、“らしさ”がテーマだと話すナガオカさん。

価格競争が行なわれている状況下では良いものが生まれるのが難しいと感じ、

60VISION」(ロクマルビジョン)という名前で、

企業だけが集まる場所としてのブランド展開がはじまりました。

企業らしさというテーマから展開がはじまった「60VISION」ですが、

「その土地その土地らしさ」への展開は?という意見を得たことから、

NIPPON PROJECTへ発展していきます。

「考えたら実行しないと気がすまない性格」というナガオカさん。

観光をデザインしないといけないというのが今回の講演の結論だと話されます。

その土地らしいものを47都道府県から集める展覧会、

「デザイン物産展ニッポン」を、昨年東京で開催しました。

2008827日~91日、松屋銀座、日本デザインコミッティー主催)

5つの視点から47都道府県から集められたブッサンからなる展覧会では、

その土地のためのメディアとして、タウン誌なども取り上げられました。

最近は「文化誌」と言えるようなジャンルのメディアがあるそうです。

高知の「とさのかぜ」や、北九州の「雲のうえ」などです。

販売までデザイナーが面倒をみよう!とナガオカさんはおっしゃいます。

さまざまな助成金を得、デザインの力を得た商品が数多く生まれていますが、

商品の質自体が芳しくないものも少なくないと語ります。

デザイナーは、商品のデザインだけでなく、

商品の質や流通も範疇に「デザイン」を、と話されます。

ナガオカさんは、デザインの視点でつくるトラベル誌

d design travelを刊行しています。

書店に多く並んでいるトラベル誌と異なり、

必ず事前に1回は利用した上で、取材に入られるそうです。

d design travel」誌では、本音で書きたいとおっしゃいます。

d design travel編集部のブログ」

http://www.d-department.com/jp/project/d-design-travel/blog/

立派でないけれども、その土地らしい[すばらしい]ものを

というお話が印象的でした。

フライヤー置き場の改善など、

観光の現場に当たるすべてをデザインする考え方、

若い世代も視野に入れた別府観光のあり方を模索したいと思いました。

北風が強く吹く中、立ち見のお客様も多数いらっしゃった会場、

ご来場のみなさま、本当にありがとうございました!

そして、

今回のナガオカさんの別府滞在は短かったのですが、

「ディープ別府」を堪能しに、

今度は是非ゆっくりお越しください!

sawada

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2009年10月27日 (火)

S-AIR代表、柴田尚さんの講座を10月17日行ないました

文化庁平成21年度文化ボランティア支援拠点形成事業

文化ボランティア・コーディネーター養成講座

「まちなかスペースでアート企画運営をしよう!」

1回 空間の才能

1017日(土)14:0015:30

講師:NPO法人S-AIR代表 柴田尚氏

会場:platform01(別府市元町8-3)

1017日(土)platform01にて柴田尚さんによる「空間の才能」という講座が行なわれました。そのスペース(空き店舗・空き地・広場・公園etc)はAタイプリノベ系・Bタイプ新築系・Cタイプ広場系と大きく3つにタイプわけされます。

  Aタイプリノベ系の例としては、個人病院を改築し病院特有の部屋数を利用しアーティストや作家など様々な職業の方々に部屋を貸し出すということが紹介されました。様々なジャンルの人々が集まることによりイベントを多く開催することもでき、また個と共有の場があることでヒッピー化を防ぎ「人が集まる場所」となったそうです。この個人病院のこうした利用の仕方は(リノベーションしながら共同生活)17年間続いたということでした。

  また、その他のAタイプリノベ系では、「まちなかの放課後」をテーマとした「まち・アートセンターさっぽろ」が紹介されました。町中にある空きビルを改築し、ここではなるべく「自分たちの力で作る」を意識したそうです。コストが掛からないということはもちろん自分たちで造ることによりその場所に愛着が湧き、いいアイデアが生まれるそうです。現在も様々なサークルが利用しているということでした。

 次にBタイプ新築系の例としては、RECENT美術館が紹介されました。 現在は CAI現代芸術研究所として進化し、活動しているそうです。

  そして、最後にCタイプ空き地広場系では、北海道のモレエ沼でのイベントが紹介されました。予算がなく、気候が厳しいという特徴を持つモレエ沼ですが、学生アーティストが導入され、もう一つの「雪祭り」として成功を治めたということでした。というのはさっぽろ雪祭りは作品に色をつけてはいけないなど、厳しい規則が存在し、現在アーティストで作品を出す人はほとんどいないということでした。また、残響音の問題などありましたが、アイランド出身の作曲家「ヨハン・ヨハンソン」が、通常であれば問題となる残響を利用した曲を書き下ろし、演奏をしました。場と表現がひとつとなる好例だと思います。また、体育会系のアーティストは雪に空洞を掘り、最終的に球形の空洞の中にミラーボールを設置するという作品を作りました。彼の作品は大変好評でその後このイベントをきっかけに活躍しているそうです。何もないところにも「サイトスペシフィック」は可能であるということを学び大変興味深い例でした。

  空きスペースに新たな価値を生み出す。そこには、現代必須のエコロジーを感じました。

池辺

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2008年9月 3日 (水)

平成20年度文化庁委託文化ボランティア支援拠点形事業 platform完成記念講演会 文化ボランティア・コーディネーター養成プログラム「文化事業による地域資源の活用提案」

日時:8月21日(木)19:00~20:30

場所:platform1(大分県別府市元町8-3 ソルパセオ国際通り)

参加者:53名


文化による地域振興・地域の活性化に詳しい加藤種男氏をお招きし、中心市街地でのリノベーション(空き店舗対策事業)スペースにて、地域資源の活用勉強会を開催しました。

地域が保有する建築資源や歴史的文化遺産の新しい活用手法を全国各地の事例を交えながら説明し、なぜ社会にとってアートが必要なのか?を一時間半にわたり公演してくださいました。

日本の現代社会では日常生活とアートは切り離されていますが、50年ほど前までは、床の間に掛け軸、生け花があり・・・と四季を取り入れ、季節を表現するアートの空間が家の中に存在したこと。また、アートが生活や社会を多様化させることや、アートを媒介として世代を超えた交流が実際に行われ始めたこと、それによって過疎の村に新たな希望や生き甲斐が生まれたこと・・・など具体的な事例を交えながらお話をしていただきました。

「アート」そのものが多様な意味と表現を持っているため、社会に対しての効果や関係性が明確ではないと考える人も多いが、長いスパンで継続的に活動を行うことで必ず社会に変化が訪れるということを熱く語ってくださいました。

質疑応答では、子どもとアートの関係についての質問や、行政の中でどのようにアートの重要性を訴えていくかといった質問があり、ひとつひとつに事例を交えながら回答して頂きました。

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▷ profile
 加藤種男(かとう たねお)
アサヒビール芸術文化財団 事務局長/横浜市芸術文化振興財団 専務理事
1990 年の企業文化部設立以来、アサヒビールの社会貢献部門を幅広く担当。アサヒビール社会環境推進部副理事、横浜市芸術文化振興財団専務理事も兼務。企業メセナ協議会研究部会長、いくつかのNPOや文化経済学会理事を務めるほか、美術や音楽の批評なども行う。共著に『社会とアートのえんむすび』(トランスアート)などがある。

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2008年8月19日 (火)

KASHIMA2008

ここでは「KASHIMA2008」アーティスト・イン・レジデンスで滞在している、2人のアーティスト中崎透さんと西野正将さんについて紹介します。

中崎さんはplatform2を拠点に、トークショーを行ったり、ダンス公演を企画したり・・・と人々を巻き込むプロジェクトを展開しています。

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スペース名は「公開秘密なかざき」あやしい雰囲気むんむんですが、何をしているか丸見えです。

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16日、この日はガラスを磨くパフォーマンスをしていました!
普通にガラスを磨いてたので、うっかり声をかけてしまいました・・・(汗)
このショーウインドーには「3分間劇場」という名前が付けられています。

西野さんは日々コツコツとドローイングし、また別府にある唯一の遊園地、ラクテンチが閉園するということで、毎日写真を撮ってもらうプロジェクトも行っています。

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毎日通っているラクテンチ。常連になり、ついに顔を覚えてもらったらしく、入場料をまけてくれるようになった!と思ったら、割引チケット利用分の割引だった〜と嘆いていました(笑)

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スペースの前を通りがかったときは声をかけてあげてくださいねー

(滞在は8月31日まで、9月から1ヶ月間は展示になります)

platform map はコチラ

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2008年8月18日 (月)

platformオープニング

8月16日はplatformのオープニングが行われました。

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platform制作事業とは、別府市中心市街地の商店街内に、アートや福祉の施設をつくることで活性化を試みる事業です。
詳しくはコチラ空き店舗をリノベーションし、従来の"商店"とは異なる活用方法を提案していきます。

このオープニングでは、商店街の方、たまたま通りがかった方などなど普段のBEPPU PROJECTの活動ではなかなか集まらない方々にも参加していただき、大盛況のオープニングでした。

このplatformは現在3カ所でオープンしています。
platform1は元お土産屋さんだった店舗をリノベーションし、コンテンポラリーダンスのスペースとして生まれかわりました。
これから1ヶ月間、ダンスのワークショップを行ったり、展示をしていますので、気軽に立ち寄ってくださいね。

Rinobe010

さかもと

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2008年7月24日 (木)

大学トーク@別府溝部学園短期大学

大分県下4大学連携トークイベント「現代アートと社会の関係性」第4弾開催

2008年7月19日(土)別府溝部学園短期大学にて大分県下4大学連携トークイベント「現代アートと社会の関係性」が行われました。NPO法人remo代表の甲斐賢治氏、弊団体代表の山出淳也の2名をパネリストに招き、「別府現代芸術フェスティバル2009 混浴温泉世界(仮称)」の概要説明と「多面的なものの見方」の必要性について講演しました。

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前半部分の講演では、山出がBEPPU PROJECTの創設理由から現在に至る活動やそのコンセプトを伝えた後、来年のフェスティバルについてプレゼンテーションを行ないました。後半の甲斐氏の講演では「多面的なものの見方」の必要性を当日上映した映像を基に「異なる視点を持つもの同士がお互いの視点を理解することは社会生活全般において必要である」と学生に訴え、様々な視点をもつアーティスト達が集まる混浴温泉世界(仮称)へ参加し、体験することは各々にとって自らを形成していく上で貴重な機会であると語っていました。

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このトークイベントを通じて、来年度の現代芸術フェスティバルのイメージや取組みの意義と、学生達のキャリア形成として見たことのない世界を想像し、行動することの大切さを学生達に伝えられたのではと思います。

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講師からのコメント
まもなく別府に本格的な「アート」が大挙してやってきます。別府近隣のみなさん、九州のみなさん、なんとか時間の都合を付けて、温泉混浴世界(仮称)の内部に入り込み、その当事者となり楽しむことをお勧めします! 甲斐賢治

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2008年7月19日 (土)

大学トーク@大分大学

大分県下4大学連携トークイベント「現代アートと社会の関係性」第3弾開催

2008年7月18日(金)国立大分大学にて大分県下4大学連携トークイベント「現代アートと社会の関係性」が行われました。「別府現代芸術フェスティバル2009混浴温泉世界(仮称)」で総合ディレクターを務める芹沢高志氏をパネリストとして「現代アートとは何か?」「アートプロジェクトとは何か?」「混浴温泉世界(仮称)の意味とは?」の3つをテーマに学生とのディスカッションを交えながら90分間のトークイベントを行いました。

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まず、「現代アートとは何か?」「アートプロジェクトとは何か?」という二つの問いに対して芹沢氏は
「現代アートを一つの定義にまとめることはできないが、一つの特長として私たちと同じ時代を生き、今ここを創りだそうとする意識をもつアートということができる。」
「アートプロジェクトの考え方として、アートが個人的な営みを超えて社会に働きかけようとすれば、アーティストひとりでは対応できなくなり、プロジェクトチームという組織で取り組むことになる。アートプロジェクトでは、アーティストや作品の役割は従来とは変質し、計画から実現までの全プロセスが重視される。そして『物質として完成された』アートという概念を壊し、アーティストのみならずアートプロジェクトに携わるすべての人になんらかの影響を与える力をもつ。」と、蔡國強氏のプロジェクトに携われた経験を基に話して頂きました。

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最後に来年に控えた「混浴温泉世界(仮称)の意味とは?」というテーマでは、別府の外から来た自分が抱く別府への思いに始まり、フェスティバルのコンセプト、アーティストの選定基準等フェスティバルの全体構造について話した後、学生が参加することに対する意義などを語られました。

講演後にも学生と30分以上に渡りディスカッションを行い、多くの学生が別府現代芸術フェスティバル2009「混浴温泉世界(仮称)」への興味を膨らませたようです。

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講師からのコメント
多くの方に関心を持っていただき、とても刺激的な時間でした。すでに『混浴温泉世界』ははじまっているのです。これからのすべてのプロセスを、一人でも多くの方と共有したいと願っています。

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